Project
Achievement
タイスタイルのレストランをチェーン展開。
都心の再開発に取り残された八丁堀にある一軒家の有効活用から始まったプロジェクト。バンコクの料理コンテストで数々の入賞歴をもつ料理長を迎え入れ、料理だけではなく、店舗デザインにこだわったタイスタイル・レストランをチェーン展開。20~30代女性をターゲットに絞り込み、地域の女性集客の拠点としても活用されている。
Outline
当社では施設・不動産の再生事業で培ったマーケティング力と運営ノウハウを活用し、レストランの新規店舗開発も行い、東京 PCP丸の内(現グランアージュ)から、横浜、博多へとタイ料理レストランをチェーン展開。
移り変わりが激しいフードビジネスにおいても、ターゲットの嗜好を反映させた店舗デザインやメニュー展開など、常に「新しい何か」を提供し続けている。
更なる業務集中を図るため2007年3月に当社役員が代表者であるBY株式会社に会社分割MBOを行う。
デザイン/リノベーション
周辺アジア地域の文化を吸収し発展するタイの混沌としながらも統一感のあるスタイルをデザインのコンセプトに取り入れることで、タイの雰囲気を楽しめるレストランとしては高いコストパフォーマンスを実現。
テナントとして入る商業施設、地域のマーケティングリサーチや、開発条件などに合わせた店舗デザインを展開。
神話に出てくる神様をモチーフにした入り口、タイの町並みを再現した店内デザインなど、各店舗それぞれに物語を設定しオリジナリティのある店舗デザインとなっている。
集客・リピーターの確保、店内のレイアウトには、テーマパークレストラン運営に必要不可欠となるアイデア、ノウハウを注いでいる。
例えば、仕掛け扉やタイのインテリアは、一度来店したお客が知人を楽しませる理由から知人を連れて再度来店するなど、集客、リピートの手段としても効果を発揮。
店内のレイアウトは、ランチ営業時間帯や繁忙時の高速回転を達成できるよう、お客の入店口・退店口をそれぞれに別に設けるなど、店舗の機能性向上も優先課題として設計している。
サービス/レストラン
サービスにはタイのリアリティを追究した。
ホールスタッフにはタイ人留学生を採用することで、タイ語が飛び交う熱気あふれた雰囲気の創出に成功。
キッチンもバンコクの料理コンテストで数々の入賞歴をもつ料理長を迎え入れ、本格的なタイ料理を提供している。
メニューには野菜を多用し、辛さを楽しみながら美容・健康維持効果を訴求。
美容・味・価格に厳しいF1層(20歳~34歳)の女性に支持され、ランチ、ディナー時の店内は全日ほぼ満席となる結果となっている。
DATA
- 2000年:八丁堀店オープン
- 2001年:PCP店オープン
- 2002年:横浜駅ジョイナス店オープン
- 2002年:横浜駅ジョイナス店オープン
- 2002年:ヨドバシ博多店オープン
- 2003年:飯田橋店オープン
- 2004年:池袋パルコ店オープン
- 2007年:BY株式会社にMBO実施